iCloudキーチェーンとは?
iCloudキーチェーンというのは、SafariでWebサイトを閲覧した際に入力したユーザー名やパスワードなどのログイン情報や、支払いに利用したクレジットカードの情報などを同じApple IDに紐付けされたiOSデバイスやMacBookなどの間で同期させるための機能です。
キーチェーンを設定する手順
iCloud キーチェーンの利用を設定するには、設定アプリから以下の手順を実行します。
1.『設定アプリ』を起動する
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2.『ユーザー名』をタップする
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3.『iCloud』をタップする
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4.『キーチェーン』をタップする
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5.『iCloudキーチェーン』のスライドスイッチをONにする
※iCloudキーチェーンの利用を終了する場合は、『iCloudキーチェーン』のスライドスイッチをOFFにした後、既にiPhone内に保存されているWebサイトへのログインパスワードを、そのままiPhoneに残すか削除するかを選択します。
Safariで、iCloudキーチェーンを使う方法
iCloudキーチェーンをONにした場合、Safariにてどのように使うのかを確認してみましょう。
まずはSafariにてiCloudキーチェーンを利用した自動入力が使えるように設定を行います。
※一部、iPhoneX画像を使っています。
1.『設定アプリ』を起動し、『Safari』をタップする
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2.『自動入力』をタップする
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3.自動入力を利用する項目について、スライドスイッチをONにします
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4.Safariにて、実際にログインが必要なページにアクセスすると、『パスワード』という項目が表示されます
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5.『パスワード』をタップすると、『パスワードを自動入力』という項目が表示され、iCloudキーチェーンに保存されているパスワードの一覧が表示されます。
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6.保存されているパスワードが多い場合は、ログインしようとしているページ名などを検索ボックスに入力して絞り込みましょう。
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7.iCloudキーチェーンに登録されていない、新しいログイン情報の場合は入力したパスワードを保存するかどうか選択します。
保存した場合、このパスワードはiCloudキーチェーンを通じて、同じApple IDに紐付けられた他のデバイスでも利用可能になります。
最後に
iCloudキーチェーンはログイン情報や自身のクレジットカード情報の入力を簡素化出来る機能です。
既にiPhoneを利用しており、買い増しした場合などはそれまでに入力保存されたパスワード情報が利用できますので、Webサイトへのログインなどでも新たに入力することなく、保存済みのパスワードを簡単に選択することが可能になります。
iCloudキーチェーンは高度に暗号化されており、現在のところセキュリティ上の懸念事項はまだ指摘されていませんが、自身のクレジットカード情報やログイン情報をiCloudを通じてWeb上に保存することになります。
心配な方はWebサイトによっては入力したパスワードを保存しないようにする、などを検討してみても良いかもしれません。