Cookie(クッキー)とは?
iPhoneに標準搭載されているWebブラウザであるSafariでWebサイトを訪問した際には、そのサイトへのアクセス日時や閲覧内容、ログイン情報などが保存される場合があります。
この保存された情報を利用して、ショッピングサイトでの閲覧履歴から「おすすめの商品に関する広告」が表示されたり、そのサイトで保存した「お気に入りの商品」データが次回の訪問時にも表示することなどに使われています。
このような、サイト訪問時に保存されたユーザー情報が“Cookie(クッキー)”です。
SafariのCookieを削除する方法
ショッピングサイトでのカートやお気に入りの商品に保存した情報などを再訪問した際にもスムーズに表示してくれるなど利便性を向上させてくれるCookieですが、自分の行動が追跡されているようで不安を感じるという意見もあります。
ここでは既にiPhone内に保存されている、これまでに訪問したWebサイトのCookieの削除方法を確認してみます。
【Cookieを削除する】
1.『設定アプリ』を起動する
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2.『Safari』をタップする
↓
3.『履歴とWebサイトデータを消去』をタップする。
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4.『履歴とデータを消去』タップすると、Cookie及び閲覧履歴・閲覧データを含めた全てのデータが消去されます。
【閲覧履歴などを残し、Cookieだけを削除する】
ここでは、Cookieだけを削除する方法を確認します。
1.『設定アプリ』→『Safari』と進み、『詳細』をタップする
↓
2.『Webサイトデータ』をタップする
↓
3.閲覧履歴を残し、Cookieを削除する場合は『全Webサイトデータを削除』をタップする
↓
4.『今すぐ削除』をタップすると全てのCookieが削除される
Cookieを無効にする方法
Cookieを無効にするにはSafariの設定より下記の操作を行います。
1.『設定アプリ』→『Safari』と進み、『すべてのCookieをブロック』をONにする
※下の画像はオフの状態です。
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2.『すべてブロックする』をタップすると、無効化することが可能です。
これにより冒頭に記載したようなCookieに関する懸念は解決される面もありますが、Webサイトによっては以下のような不具合が発生することもあります。
- ログインが必要なサイトにおいて、ユーザーIDとパスワードの組み合わせが正しいにも関わらずログインできない場合がある。
- Cookie が必要だというメッセージや、ブラウザの Cookie がオフになっているというメッセージが表示されることがある。
- Webサイトによっては、正常に操作できない場合が発生する。
最後に
Cookieにて保存されるログイン情報や、ショッピングサイトにおけるカート情報の保存などはユーザーの利便性を向上させてくれる面があります。
また、Web広告においても自身の興味のないものが表示されることも低減してくれます。
しかし、ユーザーのデータが保存されることに懸念を感じる場合は、無効にした場合に発生する不具合とを鑑みてそれでも気になるようでしたらCookieをブロックする設定を試し、よく利用するWebサイトにてそれらが発生しないか一度確認してみましょう。
それにより、自身にマッチした設定が見つかると思います。