「機能制限用パスコードの初期値が分からないので解除できない!」
アイフォンには特定の機能だけ使えないように制限する『ペアレンタルコントロール』というものが付いています。
この機能制限を設定すると、機能制限用パスコードを入力しないかぎり解除できません。
通常なら自分で設定したパスコードを入力すればいいだけなので、忘れなければ困ることはありませんが実際には・・・
今までに機能制限の設定をした覚えはないんだけど。
機能制限用パスコードの初期設定値が分からない。
と困っている方は多いようです。
今回はこの機能制限パスコードについて詳しく説明していこうと思います。
機能制限パスコードの初期設定は?
結論から言いますと、機能制限パスコードの初期設定値はありません。
【機能制限】は、『設定』→『一般』→『機能制限』→『機能制限を設定』と進むと設定することが可能です。
すでに機能制限の設定をしている場合はここで過去に設定したパスコードの入力を求められますが、このパスコードというのは初めてこの画面に来て機能制限を設定する際に自ら設定した数字になるわけです。
ですから初期設定というものが存在しません。
あくまでもこの画面で設定したものなので、電話会社と契約したときや別の機能で設定したパスコードなどとは異なります。
※あなたが未成年である場合、AppStore内やアプリ内の課金などを制限するために、あらかじめ親が設定しているかもしれません。
ここで注意が必要なのは、パスコード自体を新たに設定する場合と過去に設定されたパスコードを入力する場合の画面の見分けがつきにくいことです。
次の画像を見てもらえば分かりますが・・・
上がこれから新たにパスコードを設定する画面で、下がすでに設定されているパスコードを入力する画面です。
【機能制限”用”】か【機能制限】になっているかの違いです。
ちょっと分かりにくいですよね。
2017/9/8 追記:iOS10.3.3で確認したところ、”用”は表示されていませんでした。
画面上部の『設定』『入力』の違いのみです。
おそらくこれが原因で知らない間にパスコードを設定してしまった方が多いんじゃないでしょうか。
機能制限パスコードが分からないときは?
自力で解除
思い当たる4桁の数字を何度も入力して自力解除にチャレンジしてみましょう。
何度か入力ミスをすると、「1分後にやり直してください」など表示されますので注意が必要です。
先ほど説明した通り、パスコード自体を新たに設定する画面と過去に設定されたパスコードを入力する画面は見分けがつきにくい。
あなたが気付かないうちに第三者が設定していないことが前提ですが、別の場所で使われているパスコードの入力を求められたと勘違いしてあなた自身が設定してしまったと考えると、ある程度絞り込めそうです。
しかも新たに設定するときには同じ数字を2回入力する必要があります。
まったく意識していない数字が2回も入力される可能性は低いんじゃないでしょうか。
かなり昔に設定してしまった場合もありますので、過去に使っていたロック画面解除用パスコードも怪しいですね。
”1111”や”1234”など簡単な数字を入力してしまった可能性もあります。
あとはキャリアショップで契約した際の暗証番号(docomoであれば、ネットワーク暗証番号)も可能性があります。
復元する
完全に機能制限用パスコード忘れてしまった場合は、iPhoneを復元する必要があります。
機能制限を設定したよりも前に取ったバックアップデータが存在する場合は、そのバックアップから復元すれば解決することができます。
しかし機能制限の設定後に保存したデータを利用すると機能制限の設定まで復元してしまうため、初期化する(出荷時の状態に戻す)しか方法はありません。
初期化する前に”連絡先”に登録している電話帳データはメモなどに書きとめておきましょう。
【今までに購入したアプリについて】
今までにAppStoreで購入したアプリはアイフォン自体ではなく、あなたのAppleIDアカウントに紐付けられています。
1つずつインストールしていくのは面倒ですが、初期化しても同じAppleIDを使う場合は有料アプリをもう一度買う必要はないので安心してください。
なおアプリ内のデータに関しては、アイフォン本体に保存されているものは戻すことができません。
最後に
今回は機能制限パスコードの初期設定値について説明しました。
先述したとおり機能制限パスコードを忘れた場合は、初期化しか方法がありませんので注意してください。
「用」のあるなしとか、2回入力で設定とかこちらを拝見しなければ絶対に分かりませんでした。助かりました!ありがとうございます。