アクセシビリティとは?
障がいをお持ちの方でも使えるようにiPhoneに搭載された機能がアクセシビリティです。
設定アプリからアクセシビリティの各項目をカスタマイズすることで、より使いやすいようにサポートします。
ここでは項目別にそれぞれ出来ることを分かりやすく説明していきます。
『視覚サポート』で出来ること
視覚サポートで設定可能な項目と、出来ることを確認してみます。
『VoiceOver』
iPhoneの状態を音声で読み上げます。現在触れているアプリやボタンは何かを音声で読み上げてくれます。
また、キーボードで入力する際は触れているキーが何かを読み上げてくれます
『ズーム機能』
表示を100%から1,500%の範囲で拡大することが出来ます。
『拡大鏡』
カメラ機能を利用してルーペのように、対象物を拡大してディスプレイに表示します。
フラッシュを利用して対象物を明るく照らして確認することも可能です。
『ディスプレイ機能』
画面の色を反転させたりカラーフィルタを利用して自身が見やすい色合いに調整することが可能です。
『スピーチ』
画面に表示された文字を読み上げたり、選択したテキストに読み上げボタンを設定することが可能です。
『さらに大きな文字』
『画面表示と明るさ』での設定以上に大きな文字を表示させることが可能になります。
『文字を太くする』
『画面表示と明るさ』での設定以上に太い文字を表示させることが可能になります。
『ボタンの形』
オンにすると、アプリなどのボタンやタブでハイライト表示されるなど、よりボタンが認識しやすくなります。
『透明度を下げる』
この設定を行うことで、表示がくっきりとして認識しやすくなります。
『コントラストを上げる』
この設定を行うことで、画面の明暗の差がよりはっきりとして見やすくなります。
『視差効果を減らす』
画面に奥行きを持たせたりする視差効果で、画面が動くのが気になる場合はオフにします。
『オン/オフラベル』
スライドスイッチのオン/オフがより分かりやすくなるように、オンでは『|』、オフでは『○』ラベルをスイッチに追加します。
『操作』で出来ること
操作で設定可能な項目と、出来ることを確認してみます。
『簡易アクセス』
ホームボタンを軽く2回タップすると画面が下がり、画面上部に表示されたアイコンなどにアクセスしやすくなる簡易アクセスを有効にするか設定します。
『スイッチコントロール』
設定した操作をワンタップで自動化するのがスイッチコントロールです。
よく使う、パターン化された操作を設定しておくことで操作を簡略化することが可能です。
『AssistiveTouch』
画面上にタッチ操作可能なバーチャルホームボタンを表示させます。
『タッチ操作』
画面をタッチした時の反応する場所や反応するまでの時間などを設定します。
『ホームボタン』
ホームボタンを操作した場合の反応時間や、長押しした場合の動作を設定します。
『Siri』
Siriが動作する条件や、音声フィードバックの有無などを設定します。
『3D Touch』
3D Touchのオン/オフや、感度を設定します。
『キーボード』
小文字を表示させるか、外部キーボード接続時のキー動作を設定します。
『シェイクで取り消し』
シェイクでの操作の取り消しを行うかどうかを設定します。手元が安定しない場合はオフにすると誤認識しなくなります。
『バイブレーション』
通知などにバイブレーションを使用しない場合はオフにします。
『通話オーディオルーティング』
電話の発着信時に本体、スピーカー、ヘッドセットを自動選択するか、強制的に固定するかを設定します。
自動的に電話に出る設定もここで行います。
『聴覚サポート』で出来ること
聴覚サポートで設定可能な項目と、出来ることを確認してみます。
『MFiヒアリングデバイス』
Made For iPhone補聴器とのペアリングを行います。
『LEDフラッシュ通知』
メール着信時などにLEDでのフラッシュ通知を行うか設定します。
『モノラルオーディオ』
モノラルオーディオを有効にするかどうかを設定します。
『電話ノイズキャンセリング』
本体を耳に当てて通話していている際に、周囲のノイズを軽減します。
『音量バランス』
左右の音量バランスを調整します。
『補聴器の互換性』
画面に記載されている通り、一部の補聴器の音質を改善することができます。
『メディア』と『学習サポート』で出来ること
メディアで設定可能な項目と、出来ることを確認してみます。
『字幕とキャプション』
クローズドキャプション字幕を有効にすることが可能です。
『オーディオ説明サービス』
オーディオ説明サービスが利用できる場合に有効にするかどうかを選択します。
『アクセスガイド』
画面上に表示されているアプリ以外は操作できないように制限します。
設定したアプリにおいても、指定した範囲以外のタッチ操作などを受け付けないようにすることで許可した操作以外の不意の操作が行われるのを防止します。
『ショートカット』
ホームボタンをトリプルクリックした場合の操作を『AssistiveTouch』や『ズーム機能』などに割り当てる事が可能です。
最後に
アクセシビリティを活用することで障がいをお持ちの方の操作のサポートや、操作及び動作のカスタマイズが可能です。
この機能を利用すれば、自身が使いやすいように設定することが出来ます。