iPhoneソフトウェアをiOS11にアップデートしてからバッテリーの充電ができない報告が多数上がっています。
また、充電できるものの充電完了するまでに時間が掛かりすぎるというユーザーもいらっしゃるようです。
ここではiOS11のiPhoneでバッテリー充電できない時の対処法を説明していきます。
まずは試したい本体の再起動
バッテリーに関する問題以外の不具合でも改善する可能性が非常に高いのが、iPhone本体の再起動です。
充電状態を表す”イナズマアイコン”が表示されない場合の他、充電ケーブルを挿しっぱなしにしていてもバッテリー容量が満タンにならない場合にも有効ですので、まずは再起動を行なってみましょう。
1.『電源(スリープ)ボタン』を長押しする
※機種によっては本体右側についています。
2.『スライドで電源オフ』部分を右にスライドする
数秒後にiPhoneの電源が切れます。
3.再度『電源(スリープ)ボタン』を長押しする
Appleロゴが表示されたら指を離して下さい。
※iOS11では設定アプリから電源を落とすこともできます。
設定アプリ内の『一般』をタップし、最下部の『システム終了』をタップすれば『スライドで電源オフ』のスライダーが表示されます。
ご家庭のコンセントを利用する
iPhoneに付属している充電ケーブルはUSB端子からも充電することが可能になっていますが、iPhoneのバッテリー容量が極端に少なくなった場合は電圧が足りずに充電できないことがあります。
車やパソコンなどのUSB端子、またはモバイルバッテリーで充電を行なっている方は、一度ご家庭の100Vコンセントを試してみて下さい。
純正、または認定ケーブルを利用する
純正ケーブルを使用している方は良いのですが、一般の店舗やネットショップで充電ケーブルを購入して利用している方はApple認定のケーブルなのか確認してみて下さい。
認定品でない場合は、今まで問題なく使えていてもiPhoneソフトウェアをアップデートした途端に使えなくなることがあります。
※Appleが認定しているアクセサリーには、下画像の表記があります。
iPhoneの端子を掃除する
iPhone本体のコネクタ部分にゴミが付着していたり、汚れがひどいことで充電できないケースもあります。
iPhoneでは端子部分にカバーが付いていないため、すぐ汚れてしまいます。
ティッシュペーパーを細くしたものや、子供用綿棒などでコネクタ部分を掃除してみて下さい。
バッテリーを交換する
iPhoneで使われているリチウムイオンバッテリーには寿命があります。
例えば、フル充電から0%になるまでを約500回使用すれば、どれだけ充電しても80%までしか蓄えられないようになってしまうそうです。
そしてその後も徐々に性能が落ちるので、いずれはほとんど充電しなくなります。
充電したときには100%まで増えるのに使いはじめるとすぐ残りわずかになってしまう場合や、途中までは増えるのに20%で止まってしまうといった症状が再起動しても直らない場合はバッテリー交換も視野に入れましょう。
(ただし一般的なスマートフォンとは異なり、iPhoneは背面カバーを簡単に取り外せるわけではありません)
保証期間の過ぎたアイフォンの場合、Apple Storeでバッテリー交換すると結構高くなってしまいます。
最後に
今回はiOS11のiPhoneでバッテリー充電できない時の対処法を紹介しました。
iOS11へのアップデート直後は、『Spotlight検索』がインデックスを再構築しているためバッテリー消費が激しいようです。
バッテリー消費が激しい内は充電が追いつかないので、充電完了までに時間が掛かることになります。
これについてはアップデート後2,3日で改善しますので、少し待ってみたほうが良いかもしれません。