ファミリー共有とは?
ファミリー共有というのは、家族の中で親と子供などがそれぞれiPhoneを使用していた場合に、成人である誰か1名が管理者となってiTunes、iBooks、App Storeでコンテンツを購入し、それを皆で共有できる機能です。
家族それぞれが別々のApple IDを使用している場合でも、同じコンテンツをそれぞれが購入する必要もなく、ファミリー共有の登録ユーザー間で共有できます。
また、コンテンツの購入だけではなく、位置情報や写真、カレンダー、そして追加料金を支払うことでiCloudストレージプラン(200GB以上の場合)も共有できます。
ファミリー共有のメリット
ファミリー共有のメリットとしては購入したコンテンツの共有の他にも例えば、未成年の子供に対して成人した親が管理者である場合、コンテンツの購入を管理することも可能です。
ファミリー共有に参加している未成年の子供が新たにアプリを購入しようとすると、管理者(親)のiPhoneに『(アプリ名)の購入を承認しますか』と事前承認のメッセージが届きます。
そのアプリが適正か判断してから承認できますので、好ましくないアプリの購入や、高額なアプリの購入も事前に確認判断することが可能です。
ファミリー共有のデメリット
コンテンツの共有という点では、共有しているユーザー間(家族間)で、管理者側からは購入コンテンツの管理という点でメリットの多そうに見えるファミリー共有ですが、管理される側(未成年の子供)にはコンテンツの購入が煩雑になるというデメリットや、位置情報を共有した場合、家族間といえどもプライバシーの面で気になる点も出てくるかもしれません。
ファミリー共有を設定しても、どこまでの情報を共有するかは参加ユーザー間で事前に話し合っておいた方が良さそうです。
ファミリー共有の設定
ファミリー共有を開始するには管理者になろうとする方から各ユーザーへの参加依頼が必要です。
コンテンツの購入もファミリー共有への参加ユーザーを代表して、管理者の登録したクレジットカードなどにて行われます。
管理者として登録するユーザーは事前に購入用のクレジットカードなどの登録を完了しておきましょう。
【管理者としてファミリー共有を開始する手順】
1.『設定アプリ』を起動する
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2.最上段の、『ユーザー名』をタップする
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3.『ファミリー共有を設定』をタップする
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4.『ファミリー共有』の画面で、『さあ、はじめよう!』をタップする
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5.『ファミリー共有設定』の画面で、自身のiPhoneのユーザー名とApple IDが表示されているのを確認し、『続ける』をタップする
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6.『購入アイテムを共有』の画面で『次に進む』をタップする
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7.『お支払い方法』の画面で、自身の登録しているクレジットカードが表示されていることを確認し、『次に進む』をタップする。
※『ファミリー購入を管理』では、購入時における管理者の事前承認を設定できます。
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8.『位置情報を共有』か『あとで』のいずれかをタップして選択する
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9.『家族』の画面に管理者のユーザー名と『支払い方法(家族共通):登録したクレジットカード』が表示され、準備が完了しました
【ファミリー共有に参加する家族を追加する手順】
管理者側の準備が完了したら、ファミリー共有に参加する家族を追加します。
1.『家族を追加』をタップする
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2.『家族を追加』の画面で、宛先欄に追加する家族のApple IDであるメールアドレスを入力し、『次へ』をタップする。
(お子さんのApple IDが未取得の場合は、ここから作成することも可能です)
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3.『登録案内が送信されました』と表示されます。ファミリー共有に参加させるiPhone側に、『家族を追加』で送信した宛先欄のApple IDでサインインし、招待を承認します。
【後日、ファミリー共有する家族を追加する場合】
既にファミリー共有の設定と招待と承認が完了した状態で更に別の家族を招待する場合を確認します。
1.『ファミリー共有』をタップする
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2.『ファミリーメンバーを追加』をタップする。
※また、この画面では『共有機能』から、各コンテンツや位置情報の共有範囲も設定可能です。
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3.追加する方法を選択します
最後に
購入コンテンツの共有や、未成年のお子さんにiPhoneを持たせる場合などにアプリの購入を管理できるなど、管理者になるであろう親の側に特にメリットが大きいのがファミリー共有です。
お子さんの側でもアプリを購入できないというわけではなく、有料アプリであっても学習アプリなどの管理者(親)と話し合って購入する場合はクレジットカードなどで支払って頂けますので、購入が簡便だというメリットもあります。
また、位置情報の共有も、塾の帰りの待ち合わせなどに用いればお互いに便利に使うことができます。
ファミリー共有を開始する前に家族で、何が出来るかを確認し、ルールを決めて使い始めてみてはいかがでしょうか。