機能制限パスコードとは?
機能制限パスコードというのは、iPhoneのアプリや設定などについて、その操作を行う際にパスワード入力を必要とするように設定する機能です。
ロック解除のためのパスコードとは異なり、通常は設定されていませんが、機能制限パスワードを設定しておけば、他のユーザーがiTunesやApp Storeで購入したり、アプリを操作することを防止するなど特定の機能のみ制限することが可能です。
機能制限で出来ること
機能制限パスコードを設定することにより、操作を許可するアプリや制限するアプリを選択することが可能です。
また、コンテンツについても機能制限を行うことで年齢制限を設定したりすることも可能です。
1.『設定アプリ』を起動する
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2.『一般』をタップする
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3.『機能制限』をタップする
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4.『機能制限を設定』をタップする
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5.『パスコードを設定』画面にて、任意の4桁の機能制限パスコードを入力する。
※確認のため、同じ数字を2回入力します。
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6.『機能制限』が設定された。
現在、操作が許可されているアプリが表示されています。
※写真の例では、全てのアプリが許可(オンに設定)
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7.スクロールすることで『機能制限』が設定可能なアプリや機能が表示される
機能制限の各項目について
『コンテンツの許可』では、コンテンツごとに年齢制限などを設定することが出来る。
iPhoneを子供に持たせる際には、制限しておきたいところです。
※例として、『App』では年齢制限指定が可能です
『Webサイト』についても『アダルトコンテンツを制限』することが可能になっています。
こちらも子供に有害なサイトが表示されないように設定する必要があります。
『プライバシー』の項目では、位置情報や個人情報に関わるような各種情報について機能制限を設定することができます。
『位置情報サービス』では、新規Appで知らないうちに位置情報を取得することがないように『変更を許可しない』設定にすることなどが可能です。
他にも『変更の許可』の項目では操作や通信に関する項目、『GAME CENTER』での各種機能に制限を加えることが可能になっています。
機能制限パスコードを忘れた時は?
機能制限パスコードを解除するには、自身で設定した任意の4桁のパスコードを入力して解除します。
しかし、忘れてしまった場合などに間違ったパスコードを6回入力すると、それから1分間は機能制限パスコードの入力ができなくなります。
1分間経過後も間違え続けると5分、15分、60分と入力不可時間の間隔が長くなっていきます。
それでもどうしても思い出せない場合はiPhoneを初期化し、『新しいiPhoneとして設定』することが必要になってしまいます。残念ながら、バックアップから復元しても、『機能制限パスコード』の設定も含まれた状態で復元されてしまうからです。
機能制限の必要がなくなった場合は、パスコードをオフにしておくのがおすすめです。
1.『設定アプリ』→『一般』→『機能制限』と進み、『機能制限を解除』をタップする
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2.『機能制限パスコードを入力』にて、自身で設定した4桁のパスコードを入力すると、機能制限はオフになります
最後に
機能制限パスコードは、お子さんに渡しているiPhoneで有害なコンテンツの視聴を制限したり、アプリのインストールを制限するなどに活用可能な機能です。
また、何らかの状態でロックが解除された状態でも、他人が勝手に操作したりすることをアプリや機能毎に制限することも可能です。
上手く活用すればiPhoneの操作に自身の意図しない操作を行わせないようにすることも可能な機能制限パスコードですが、ロック解除のためのパスコードと別に設定するという点でも容易に解除できないようにされています。
その分、忘れてしまった場合はデータを失うことにも繋がりますので、慎重に設定しながらなおかつ、パスコードを忘れないように気を付けましょう。