iOS11にアップデートしたユーザーから、電池の消費が早くなったという声がたくさん上がっています。
そこで、今回はiOS11でバッテリーの減りが早い時の対処法を紹介していきます。
今までのバージョンでの対処法と被る部分も多いですが、1つずつ確認していきましょう。
バッテリー消費が激しい内は充電が追いつかないので、充電完了までに時間が掛かることになります。
これについてはアップデート後2,3日で改善しますので、少し待ってみたほうが良いかもしれません。
iPhoneを再起動する
他の対処法を試す前に、まずはiPhoneの再起動を試してみて下さい。
きっちり100%まで充電したのにすぐバッテリーがなくなってしまう場合の他、いくら充電しても残量が増えないときも再起動するだけで改善される可能性があります。
1.『電源(スリープ)ボタン』を長押しする
2.『スライドで電源オフ』部分を右にスライドする
3.iPhoneの電源が切れたら、再度『電源ボタン』を長押しする
勝手にスリープ解除しないように設定する
iOS10からの新機能「手前に傾けてスリープ解除」が有効になっていると、ポケットに入れている間に意味もなくディスプレイが付いている可能性があります。
あまり便利な機能でもありませんので、さっそく無効にしておきましょう。
1.『設定アプリ』を起動する
2.『画面表示と明るさ』をタップする
3.『手前に傾けてスリープ解除』をオフにする
バックグラウンド更新をオフにする
アプリのバックグラウンド更新が有効になっていると、思いもよらないアプリでバッテリーが使われている可能性があります。
どのアプリでどの位バックグラウンド処理が行われているのかは、『設定アプリ』→『バッテリー』と進み、時計アイコンをタップすれば表示されます。
一度チェックし、必要ないアプリは無効にしておきましょう。
1.『設定アプリ』を起動し、『一般』をタップ
2.『Appのバックグラウンド更新』をタップする
3.無効にしたいアプリをオフにする
※有効にしておきたいアプリが1つもない場合は、『Appのバックグラウンド更新』自体オフにしておきましょう。
基本的にバックグラウンド更新は必要ないと思います。
ミュージックアプリを終了させる
純正のミュージックアプリが原因でバッテリーの消費が激しくなったという報告が上がっています。
音楽を再生していないときは、マルチタスク画面から完全に終了させておきましょう。
1.『ホームボタン』を素早く2回押す
2.『ミュージックアプリ』を上へ放り投げるようにスワイプする
iCloudアカウントを再ログイン
iCloudアカウントをログインし直すことで改善されたという報告も上がっています。
1.『設定アプリ』を起動し、『iCloud』をタップ
2.『サインアウト』をタップする
※確認ダイアログが表示されますので、画面の指示どおり進めて下さい。
3.再度AppleIDとパスワードを入力し、『サインイン』をタップする
バッテリーの寿命?
iPhoneのバッテリーは、だいたい1年半〜2年ぐらいは不自由なく利用できますが、使い方によっては1年ほどで充分に蓄電できなくなることもあります。
例えば、iPhoneで使われているリチウムイオンバッテリーは、0%になる前に充電する、100%のまま充電し続けない、ことで長持ちすると言われています。
iPhone本体の再起動を行えば、残量表示などバッテリーに関する不具合がある程度軽減されるはずなのですが、まったく改善の兆しが見えない場合にはバッテリーの寿命を疑うほうが良いかもしれません。
格安でバッテリー交換する方法もありますので、下記記事を参考にして下さい。
関連:格安でiPhoneのバッテリー交換(電池交換)をする方法
最後に
今回はiOS11でバッテリーの減りが早い時の対処法をお伝えしました。
他サイトで取り上げている対策の1つにiPhoneの『すべての設定をリセット』するというものがあります。
確かにこれで改善されることがあるのですが、その際にバッテリーの消費量を抑えるために設定していた項目までリセットされてしまいます。(「バックグラウンド更新」や「手前に傾けてスリープ解除」の設定もそうです)
リセットした後は、各設定項目をチェックしておきましょう。
- 低電力モード・・・『設定アプリ』→『バッテリー』→『低電力モード』オン
- 画面の明るさ・・・『設定アプリ』→『画面表示と明るさ』→明るさのバーを左に移動させる
- 自動ロック・・・『設定アプリ』→『画面表示と明るさ』→『自動ロック』→より短い時間に変更
- 位置情報サービス・・・『設定アプリ』→『プライバシー』→『位置情報サービス』オフ