アイフォンでは、LTEや4Gなどのモバイルデータ通信ネットワークを使ったインターネット接続が可能です。
しかし特定期間に利用した通信データが一定量を超えた場合、通信速度が低下します。
制限されてしまうとまともに使えないほど速度が落ちますので、通信量の使いすぎには注意したいところ。
ここではモバイルデータ通信の使用量を節約する方法を説明していきます。
この記事の目次
モバイルデータ通信とは?
モバイルデータ通信とはLTEや4G、3Gと通信速度やサービスによって名称は変わりますが、簡単に説明すると携帯電話会社のネットワークを利用して通信を行なうことです。
Wi-Fi環境のない場所では、このモバイルデータ通信を利用することになります。
なお各キャリアのプランにより1ヶ月で7GB、直近3日間で1GBを超えた場合など制限される条件や期間は異なります。
(最近では2GBなど小規模のプランや家族で分け合えるプランも登場しました)
設定を見直して、通信量の無駄遣いをできるだけ減らしておきましょう。
Wi-Fiを利用する
通信量を抑えるためには、Wi-Fi接続の利用が絶対条件です。
Wi-Fi環境がある場所では必ずWi-Fi回線を利用しましょう。
各キャリアが提供しているWi-Fiスポットや一部のカフェなどでも利用することができます。
1.『設定アプリ』を起動する
2.『Wi-Fi』をタップする
3.『Wi-Fi』をオンにして該当ネットワーク名をタップする
4.『パスワード』を入力して『接続』をタップする
Wi-Fiアシストをオフにする
『Wi-Fiアシスト』というのは、Wi-Fiの接続状況が悪いときに自動的にモバイルデータ通信に切り替える機能です。
知らない間にモバイルデータ通信を消費したくない場合はオフにしておきましょう。
1.『設定アプリ』から『モバイルデータ通信』をタップする
2.最下部にある『Wi-Fiアシスト』をオフにする
アプリのモバイルデータ通信設定を見直す
アイフォンではアプリごとにモバイルデータ通信のオン/オフを設定することができます。
一見、通信をしていないと思っているアプリでも、最新情報を取得するなどの理由で通信していることがあります。
データ通信が必要ないアプリやWi-Fi環境のみでの通信で構わないアプリは、個別に停止しておきましょう。
※『モバイルデータ通信』自体をオフにすることも可能です。
1.『設定アプリ』から『モバイルデータ通信』をタップする
2.一覧から通信の必要がないアプリをオフにする
※あくまでもモバイルデータ通信での設定ですので、オフにしてもWi-Fi接続しているときには通常どおり通信することが可能です。
(例えば『safari』をここでオフにした場合、Wi-Fi環境でのみWeb閲覧できるということになります)
また、iOS11以降では、コントロールセンターでモバイルデータ通信をオフにすることができるようになりました。
オン・・・緑色
オフ・・・灰色
アプリのバックグラウンド更新をオフにする
アイフォンでは待機状態になっているアプリが裏でコンテンツを最新の状態に更新してくれる機能が備わっています。
ユーザーの利用状況に基づいてアイフォンが使われていない時間帯など学習し、その時間帯には更新しないよう調整するなどかなり高性能。
しかし絶対に必要な機能ではないので、通信量を節約したい場合はオフにしておきましょう。
1.『設定アプリ』から『一般』をタップする
2.『Appのバックグラウンド更新』をタップ
3.『Appのバックグラウンド更新』をオフにする
※アプリ別にオン/オフの切り替えは可能ですが、この機能自体オフにして良いと思います。
アプリの自動ダウンロードと自動アップデートをオフにする
【自動アップデート】・・・
インストールしているアプリにアップデートがあった場合に自動的にアップデートする機能。
【自動ダウンロード】・・・
同じAppleIDを使い他のデバイスで購入したアプリやミュージックを、自動的にアイフォンにダウンロードする機能。
この2つの機能はとても便利なのですが、オフにしておきアップデートなどは手動で行なえば通信量の節約になります。
1.『設定アプリ』から『iTunes&App Store』をタップする
2.自動ダウンロードの欄にある3項目をオフにする
『ミュージック』『App』『アップデート』の3項目をオフにしてください。
動画はWi-Fi環境でダウンロード
youtubeなどで動画を閲覧すると相当な通信量になり、すぐに7GBを超えてしまいます。
動画をアイフォン本体に保存できるアプリがいくつもリリースされてるので利用しましょう。
あらかじめWi-Fiが利用できる場所で動画をダウンロードしておけば、かなり通信量の節約になります。
『Clipbox』というアプリなら、無料でかなり高性能なのでおすすめです。
※基本的な使い方は、こちらの『無料でYouTube動画をダウンロード保存できるアプリ!』をご覧ください。
機内モードを利用する
機内モードをオンにした状態でWi-Fi機能をオンにしておけば、Wi-Fi回線以外のすべての電波発信がオフになります。
Wi-Fi回線を使っているつもりがWi-Fi電波が悪く、知らない間にモバイルデータ通信に切り替わるといったことが起こらないので安心です。
ただ機内モードオンの状態では、電話が掛かってきても繋がらないため注意してください。
1.『コントロールセンター』を呼び出す
画面下端から上方向にスワイプしてください。
2.『機内モード』をオンにし、その後『Wi-Fi』をオンにする
Wi-Fiがオンの状態でも一番左のアイコン『機内モード』をオンにすると一旦Wi-Fiが停止します。
機内モードにしてからWi-Fiをオンにしてください。
メールの受信方法を変更する
アイフォンのメール受信方法には『プッシュ』と『フェッチ』という2通りの方式があります。
【プッシュ】・・・
メールサーバー(送信相手側とあなた側との中継場所のようなもの)にメールが届く度に、データのやり取りが行われれる方式。
【フェッチ】・・・
指定した時間毎、もしくは手動で新着メールを受信する方式。
『プッシュ方式』から『フェッチ』に切り替えて、新着メールの確認をしたいときのみ手動で受信するようにすれば通信量を節約できます。
1.『設定アプリ』から『メール/連絡先/カレンダー』をタップする
2.『データの取得方法』をタップする
3.『プッシュ』をオフにする
4.最下部の『手動』にチェックを入れる
最後に
今回はモバイルデータ通信の使いすぎを防止する方法をお伝えしました。
ここで紹介したほとんどの項目はモバイルデータ通信量だけでなく、バッテリー消費を軽減するためにも有効です。
iPhoneを無駄なく使うためにも参考にして下さい。