プライベートブラウズとは?
プライベートブラウズというのは、Safariで閲覧したページの履歴や検索履歴、Cookieの保存を行わずにネットを閲覧する機能です。
プライベートブラウズでページを閲覧すれば、入力したパスワードなども保存されませんのでログインが必要なページなどではその都度入力することが必要になりますが、より安全にネットを利用することが可能です。
また、行動履歴やCookieなども保存されませんので、それらから推察される広告なども表示されにくくなります。
プライベートブラウズ内で入力した文字はキーボードの予測変換にも影響を与えません。どんな単語を入力したのか(どんな語句で検索したのか)など、他の人に知られたくない場合には有効な機能です。
プライベートブラウズの使い方
プライベートブラウズを使うには、Safariの画面上で行います。
1.『Safari』を起動する。
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2.画面右下の『タブ切り替えマーク』をタップする。
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3.画面左下の『プライベート』をタップする。
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4.初めて使用する場合は何もページが開いていないので、中央の『+』をタップし、新しいタブを開く。(ちなみに左下の『プライベート』が反転し、プライベートブラウズモードになったのが判断できます)
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5.選択したタブでプライベートブラウズが開始されました。
「検索フォームからの検索」「URLの直接入力」「画面下『お気に入り』から開くページを選択」など、通常タブ同様の操作をすることができます。
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6.プライベートブラウズでページ閲覧中は、普段は白(またはグレー)で表示される画面の上下が黒(または暗い色)で表示されるのが特徴です。
今でに利用したことがある場合・・・
以前にプライベートブラウズで開き、閉じていないページはそのまま残っています。
複数のタブが開いている場合は、目的とするタブをタップすれば開くことが出来ますし、必要に応じてタブ左上の『☓』からタブを閉じることも可能です。
タブを追加する場合は、中央の『+』をタップします。
プライベートブラウズの解除
プライベートブラウズを終了する場合も、同じような操作を行います。
1.画面右下の『タブ切り替えマーク』をタップする。
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2.画面左下の『プライベート』をタップする。
ワンポイント
プライベートブラウズで開いているページは、通常タブに切り替えてもそのまま残っています。
開いたページを他の人に見られたくない場合は、『プライベート』をタップする前にタブ左上の『☓』をタップし、全てのページを閉じるのをオススメします。
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3.左下の『プライベート』の反転が解除されているのを確認し、右下の完了をタップする。
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4.通常タブに切り替わり、画面の上下が黒(または暗い色)から、白(またはグレー)に戻っています。
ショートカットを利用したプライベートブラウズへの移行
iOS11からはプライベートブラウスへの移行が更に簡単になっています。
1.画面右下の『タブ切り替えマーク』を長押しする。
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2.『新規プライベートタブ』をタップすると、すぐにプライベートブラウズの新規タブへ移行できます。
最後に
プライベートブラウズはパスワードを保存した簡単なログインなどは使えなくなる代わりに、どのようなページを見ているかや、どのようなワードを検索しているかなどの他人に知られたくないページを閲覧するのに適した機能です。
例えば、あなたのApple IDに家族のiPhoneなども紐付けられていた場合、iCloudでSafariデータの共有を行っているとタブ共有にて自分の見ているページが知られてしまうこともありますが、プライベートブラウズで見ているページは表示されません。
閲覧するページにあわせてプライベートブラウズの使用を検討されてはいかがでしょうか。